おすすめビジネス本読書記録

これまで読んだビジネス書のおすすめポイントを紹介します。

自分探しの旅に出たいと思っている悩める若者たちにオススメしたい本

「人生一足飛びに成功したい」と思っている皆さん。世界に名を馳せる著名人はどうやって今の成功を導いたかご存知ですか?著名人の誰しもが、生まれた頃から成功を約束してされた環境にあったわけではありません。必ず成功への登頂の第一歩を踏み出したきっかけがあるはずです。この本は、そのきっかけが何なのかを見つけるために、あらゆる成功者に単身インタビューを続けた若者のアレックス・バナヤン氏の体験記です。

 

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サードドア―精神的資産のふやし方

彼は言います。

人生、ビジネス、成功。どれもナイトクラブみたいなものだ。常に3つの入り口が用意されている。ファーストドア:正面入り口だ。長い行列が弧を描いて続き、入れるかどうか気をもみながら、99%の人がそこに並ぶ。セカンドドア:VIP専用入り口だ。億万長者、セレブ、名家に生まれた人だけが利用できる。それから、いつだってそこにあるのに、誰も教えてくれないドアがある。サードドアだ。行列から飛び出し、裏道を駆け抜けら何百回もノックして窓を乗り越え、キッチンをこっそり通り抜けたその先にー必ずある。ビル・ゲイツが初めてソフトウェアを販売できたのも、スティーブン・スピルバーグがハリウッドで史上最年少の監督になれたのも、みんなサードドアをこじ開けたからなんだ。

 

ミッションの始まり

アレックスは、あの頃の私たちと同じような悩める大学生でした。寮のベッドで天井を見つめながら、「僕は何に興味があるんだ?何を専攻したいんだ?どう生きたいんだ?」そんな漠然とした不安を抱えながらも、何をしたらいいかわからない。図書館で成功者の自伝を読み漁っても人生の始まりに的を絞った本は一冊もない。それならば、いっそ自分で書いたらいいのではないか、そんな単純な発想でミッションはスタートしました。

 

著名人へのインタビューの軌跡

アレックスがインタビューした著名人は凄い人ばかりです。マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ、アップル設立者のスティーブ・ウォズニアックブロードキャスターのラリーキング、ザッポスCEOのトニーシェイ、活動家のマヤ・アンジェロウ、音楽家レディー・ガガなど。でも、ただの大学生が多忙な成功者たちに話を聞くことはそう簡単なことではなかったようです。この本にはその苦悩も含めて、その時々の著者の思いや失敗が、彼が起こした尋常ではない行動とともに隅々まで書かれています。

 

終わりに

若者の生き方のアドバイスを求めるインタビューの旅を通して、アレックスは一つの回答にたどり着きます。それは、小説『ハリー・ポッター』の中で、ダンブルドアがハリーに言った「君が何者であるかは、君の持っている能力ではなく、君の選択によって決まるんだよ」という言葉に込められています。成功者の人生を変えたのは、いつも小さな決断でした。小さな決断をすることによって、誰もが人生を大きく変えることができることを知ったのです。みんなが並んでいるから何となく行列に加わり、ファーストドアの前で待つというのも選択のひとつだし、行列から飛び出して裏道を走り、サードドアをこじ開ける事もできます。誰もが選択肢を持っています。

私たちには可能性を信じる権利があります。可能性を信じることで、可能性を広げることさえできます。それさえ知っていれば、私たちは恐れず前に進むことができるでしょう。何をすればいいかわからないと思う前に、何かを始めてみればいいのです。そんな勇気をもらえる一冊となりました。

 

サードドア―精神的資産のふやし方

サードドア―精神的資産のふやし方

 

 

仕事が大好きでもっと稼ぎたいと思っているサラリーマンにオススメしたい本

「もっとがむしゃらに働きたいし、もっと稼ぎたい。残業時間を制限されるなら副業してでも働き続けたい。」

「上司の言うことは古い。もっと新しいことにトライすべきだ。」

もっともっとワクワクする仕事がしたい。」

なんて考えている意識高い系の皆さん。意識高いは褒め言葉ですよ。この本を読んでさらに意識を高めましょう。

 

会社員でいることを生かして成功できないか、会社員でいながら個人としても活躍できないかと考えたことはありませんか?うちの会社は副業が認められていないし、、、なんて思っている皆さん。必ず方法はあるはずです。だってこの本の著者が成功しているんですから。

 

著者は、幻冬舎の編集者である箕輪厚介さんです。彼は企業に所属しながら、日本最大級のオンラインサロン「箕輪編集室」を主宰する実業家でもあります。企業で一社員として働きながら、副業で起業してしまうような勢いのあるサラリーマン?です。

 

そんな会社員の憧れのような人物が何を考えて走り続けているのか知りたくて、思わず手にとってしまいました。

 

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死ぬこと以外かすり傷

 

意識くらい高く持てばいい

ビジネス書を読んでも意味がないとか講演会なんかに行く暇があったら仕事をしろという声を聞くことがありますが、これからの世の中がどこに向かうのかを知っているということは極めて重要です。講演会などに通っている人を「意識高い系」と揶揄する人がいますが、意識ぐらい高く持つべきです。世の中の最前線で起きている動きに、五感を研ぎ澄まし、意識のアンテナをバキバキに立てっぱなしにしているだけで、リスクを未然に回避できます。ピンチをチャンスに変えられます。

スマホゲームで人生を浪費している場合ではなりません。知っているということが、いずれ必ず武器になります。情報を浴び。知を獲得しましょう。

 

会社とはズブズブの関係であれ

副業規定なんて確認する必要はないと言われても、そんなことできるわけ無いと思っている人がいるかもしれません。基本的には会社も人間も「金」と「感情」で動きます。この2つをしっかり抑えていれば、凝り固まった会社でも前例を変えていくことは可能です。企業に新しい息吹を吹き込み儲かる可能性を感じさせ挑戦する。そして本業である会社に利益と知見を戻すという「金」を生む可能性を示しましょう。また、誰よりも自分が汗をかき、しっかりと仲間に感謝する、トラブルの時は自分が出ていくなど、こいつだったら協力してやってもいいかと思ってもらうことも大切です。自分が自由になりたければ「金」と「感情」をおさえて会社とはズブズブになるのが理想です。

 

その会社であなたは何を稼いるか

会社組織は人材と資金とインフラを抱えています。そして成功するか分からないビジネスに会社の金を使うことができます。できる限り成功確率を上げる努力はしても、最後は覚悟を決めて飛ぶしかない。結果、会社が多損しても家族が路頭に迷うわけではありません。しかし、成功したら自分の実績として大いにアピールできます。社員であるおかげで、インフラと人と金、会社が築き上げてきた信頼、そしてノーリスクで勝負する権利を利用できるし、利益さえ上げていれば青天井のように使いたい放題です。個人ではなし得ないスケールで動くことができます。

会社をうまく利用できるのが会社員のいいところです。会社は金を稼ぐだけが仕事ではありません。その会社で自分が何を稼いでいるか自分の考えを明確に持ちましょう。

 

おわりに

 世の中は確実に副業を認める方向に動いています。まだまだ副業をする人は少ない世の中ですが、よく会社の業務規程を読んでみてください。副業は禁止できないはずなので、承認制を取っている会社が多いと思います。つまり、会社はあなたが副業することにメリットを感じれば快く認めてくれるはずなのです。やりたいことがあるなら戦略的に会社との関係を築きましょう。あなたの何かを成し遂げたいという思いを誰も止めることはできません。

熱い思いを抱えている会社員の方はこの本をぜひ読んでみてください。先人がいることを知ることは戦略を立てる参考となりますし、何より心強くもあります。これからも意識高く前に進みましょう。

 

死ぬこと以外かすり傷

死ぬこと以外かすり傷

 

 

家族を抱えて働く人が幸せについて考えたくなった時におススメしたい本

子供が生まれると、自分を中心に考えてきた生活から、子供を中心に考える生活をしなければならなくなりますよね。これは、家族にとってひとつの試練であり、時には何を犠牲にするかという選択を迫られます。働き盛りの年齢で仕事に打ち込みたいと思う一方で、子育てや家事をやらなければいけない皆さんは、子供がいなければもう少し自分にお金をかけることができるのに、自分の時間を自由に使うことができるのにと思うこともあると思います。でも、やっぱり子供の笑顔や成長を目の当たりにすると幸せを感じて生きる活力が出てきます。そんな思いがある中で、夫婦でどちらが中心に子育てを行うか、手助けはどの程度行えばお互い満足できるかと、ケンカを繰り返す中で”いいところ”に収まる家庭が多いのではないでしょうか。

 

この本は、結婚、出産、子育てにまつわる事柄について、経済学をはじめとしたさまざまな科学的研究の成果を紹介しながら、家族が幸せになるヒントが紹介されています。経済学とは、人々がある出来事に直面した時、どのように意思決定し、行動に移すのかを考える学問です。あくまで、研究から導き出された統計ではあるものの、自分の身にこんなことが起こった時、一般的にはどういう力が働くのかを学んでおくことで、少しだけ家族の幸せに近づけるのではないかと思います。

 

著者は、東京大学経済学部・政策評価研究教育センター准教授の山口慎太郎氏。結婚・出産・子育てなどを経済学的手法で研究する「家族の経済学」を専門に研究されています。仕事ばかりではなく、家族についても勉強するインテリイクメンを目指して拝読させて頂きました。

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「家族の幸せ」の経済学

必ずしもお母さんが育児を担う必要はない

0歳児はお母さんに育てられたほうが子供の発達に良いと言われがちですが、本当にそうでしょうか。そんな言葉や社会的な目を気にして、すぐに働きたいのに1年間育休を取るお母さんも多いと思います。ドイツで育休制度開始前後に生まれた子供の高校・大学への進学状況や28歳時点でフルタイム就業の有無と所得を比較した結果、生後、お母さんと一緒に過ごした期間の長さは、子供の将来の進学状況・労働所得などにはほぼ影響を与えていないことがわかりました。これは、子供にとって育つ環境は重要であるけれど、育児をするのは必ずしもお母さんである必要はないということです。きちんと育児のための保育士さんであれば、子供を健やかに育てることができるのです。

 

育休パパの勇気は「伝染」する

育休を取るとキャリアに悪影響が出るのではないかという不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。私の会社でも父親の育休制度が開始されましたが、会社主導の育休は1週間。妻からは「1週間休まれれも邪魔なだけ」と言われて断られる始末。まだまだ長期休業のしにくい世の中です。

今では父親の育休取得率が7割を超えるノルウェーでも、育休制度が開始された当初は我々と同じでキャリアを気にして育休取得におよび腰だったそうです。そんな中、一部の勇気あるお父さんが育休を取得しました。こうした勇気あるお父さんが同僚あるいは兄弟にいた場合、育休取得率が11~15パーセントポイントも上昇したようです。さらに、会社の上司が育休を取った時の部下に与える影響は、同僚同士の影響よりも2.5倍強いこともわかりました。やはり、上司が率先して育休をとることで、部下も安心して育休を取ることができるようです。

 

家庭環境で子供の発達に差が出る

子供が保育園に通わない家庭に比べて、通っている家庭のしつけの質は大幅に改善される結果が出ています。子育てのストレス改善や幸福度といったお母さん自身の心の安定につながるようです。また、言語発達や多動性、攻撃性といった子供自身の成長や社会性の発達にも効果がある結果となっています。必ずしもすべての人に当てはまるものではありませんが、この結果は、お母さんが高校を卒業していないなど、お母さんの学歴が低い場合の方が、学歴が高い場合と比べて強く影響する結果となっています。保育園に通わせることで、自分が働きに出ることができ経済的にも精神的にも安定しているからではないかと考えられます。

保育園に子供が通うことで、お母さんのしつけの質がよくなり、子供の精神状態が安定しますし、問題を暴力によって解決しようということもなくなります。その結果、子供の多動性・攻撃性が減って、行動面が改善されたとこれらの結果から分析することができます。保育園は「家族の幸せ」に貢献しているというのは、希望のある結果ではないでしょうか。

 

おわりに

これまで一般的に何となくそうなるだろうと思っていたことを統計的に評価してみて確かめてみる。昔から語り継がれてきた迷信が本当かどうか確かめてみる。数字的な根拠をもって現代の家族のあり方がひとつひとつわかりやすく解説されていました。

家族というのは、唯一無二で必ずしも世の中がそうだからウチもそうだというわけではありませんが、結婚や出産、子育て、時には離婚に悩んだときは、どうするのが最善の策になるか頭に入れておくのも、人生をうまく生き抜く秘訣だと思います。

勢いで生きていくことに不安になった時、ちょっと冷静になって自分の状況を分析してみるのにもいい本かもしれません。

 

 

過去を思い出して後悔や怒りを感じてしまうあなたにオススメしたい本

「どうしてみんな自分の言うことを聞いてくれないんだ」

「あの時もっと頑張っていればこうならなかったのに」

と、人の行動にイライラしたり、過去を思い返して後悔したりして思わず叫びたくなることはありませんか?私は、特に辛かった記憶や恥ずかしい思い出は何度も何度も思い返し、その度に暗い気持ちになり、心の奥が締め付けられるような思いをします。ふとした瞬間に過去を思い出して、後悔や怒りを感じることって結構あるんじゃないでしょうか?そんな気持ちを少しでも軽減するのにマインドフルネス瞑想法について学んでみました。

 

前から瞑想には少し興味があったのですが、宗教的な側面が強い印象があり手が出ませんでした。マインドフルネスは、仏教の瞑想法の宗教性を排除し、メンタルトレーニングの要素だけを取り入れた瞑想法ということを聞き、手にとってみました。著者は、日本マインドフルネス協会代表の吉田昌生氏です。

 

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脳のパフォーマンスが上がるマインドフルネス瞑想法

マインドフルネスで省エネ脳になる

特に何かをしていない時でも、人の脳はいざという時のために働いています。これをデフォルト・モード・ネットワークと言うのですが、ぼ~っとしている時にピンと来るひらめきはこれに当たります。車で言えばアイドリング状態です。もちろん、考えること自体は悪いことではありませんが、過剰に脳が働きすぎると、ネガティブになります。無意識のうちに未来について不安になったり、過ぎ去ったことを思い出して後悔したりするようになります。そのような、現代社会に生きる誰もが抱えがちな、考えすぎによる脳のエネルギー漏れを抑える効果があるとして、衆目されているのがマインドフルネスです。

 

マインドフルネスは気づきを養うトレーニン

マインドフルネスの他の瞑想法との違いは、気づく力を養うところにあります。瞑想や日常生活で、今この瞬間、自分の内側と外側で起こっていることを自覚する力を鍛えるメンタルトレーニングです。気づくことで自分の心を浄化することができます。瞑想をしている間だけ心を集中させても、集中を欠きイライラしていてはあまり効果的とは言えません。自分の癖や、ネガティブな部分にも目を向けて、気づいてあげることで気持ちの切り替えも早くなります。特に、私たち現代人は、考えることばかりにとらわれていて、感情や身体の感覚など、自分自身に起きている他の事柄にはあまり気づいていません。気づく力を高めることで、「自分が今何を感じているか」「頭の中にどんな思いや考えがわいているのか」を自覚しやすくなります。

 

マインドフルネス瞑想のポイント

今、この瞬間に注意を向けて、あるがままを観察し続けていることで、気づいている状態が連続します。「今ここ」に焦点を当て続けていくことで、未来に対する不安や恐れ、過去への後悔や記憶など、もろもろの妄想から生まれる苦しみからも解放されていきます。そして、これらの気付きに快、不快、よい、悪いなどの評価や判断をしないこと。脳を休めるためには、思考や判断等のフィルターを通さずに、「今ここ」の現実をダイレクトに感じ取ることを目指します。

 

おわりに

 同じ轍を踏まぬよう過去の失敗を振り返り、未来を夢見て挑戦し続けることも必要かもしれませんが、常に頭を使い続けているとオーバーヒートしてしまい、いざというときに力を発揮できません。Appleという会社をあれだけ大きなものにした故スティーブ・ジョブズも瞑想を取り入れて心を集中させていたそうです。精神的なストレスが多い現代社会においては、頭を空っぽにする時間も必要なのかもしれません。夜寝る前や電車の中など、時間を決めて頭をすっきりさせるトレーニングをしてみてはいかがでしょうか。後半には具体的な瞑想法や体験者の声も掲載されています。もしかしたら生き方が豊かになるきっかけとなるかもしれません。

 

 

脳パフォーマンスがあがるマインドフルネス瞑想法

脳パフォーマンスがあがるマインドフルネス瞑想法

 

 

何かに負けて少しだけ勇気が欲しいあなたにオススメしたい本

どんな人でも悩みやトラブルを抱えながら過ごす時間が少なからずあると思います。「少なからず」というか「ほぼいつも」という方が多いかもしれません。

そんな時は「なんで自分だけこんな思いをしなくちゃいけないんだ」とか、「こんなに辛いなら逃げてしまいたい」と思ったりすることもあると思います。それでも問題を解決しようと歯を食いしばって頑張っているあなた。

この本は、私達と同じように仕事や家庭に悩みを抱える普通の会社員が日々をどう過ごしてきたのかを語ったエッセイです。ひとりの人間が心の中でどのようなことを考え、懸命に生きているか。ちょっとだけ覗いてみたくありませんか?

人生に負けないコツが少しだけ分かるかもしれません

 

著者は、はてなブログを10年以上継続して投稿されているフミコフミオ氏。普通の会社員が書いた本が読みたいと探していたところ、ちょうどフミコフミオさんが本を出されたということで手にとってみました。

 

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ぼくは会社員という生き方に絶望はしていない

 

交換不能な人間なんて存在しない

定刻30分前に出勤してデスクの前に座りパソコンをオン。熱いコーヒーを飲みながらメールチェック。まさに会社員の鏡ですね。『優良な会社の歯車』となり働く筆者。

皆さんは、「私はどうせ会社の歯車にすぎない」と嘆いた経験はありませんか。

いくら優秀な人間と言えど、交換不可能な人間なんていません。スティーブ・ジョブズビル・ゲイツのような社会的な影響力が大きい人は替えの効かない存在に見えるかもしれませんが、実は彼らも社会の歯車のひとつで、交換可能な存在です。ジョブズは亡くなっても彼の穴を後任の人間が埋めて、アップルは今も世界的な企業であり続けています。

ただ、交換可能であるためには優秀でなければならない。優秀歯車であればあるほどいろいろな装置で重要な位置を占める歯車になれる。優秀な歯車はなんだってできる、何にだってなれる。そう考えれば歯車のような毎日の仕事も、そう捨てたものではないでしょう。

 

「期待しているから」は難しい

若い頃、こんなつらい状態のまま定年まで働き続けなければならないと絶望した経験はありますか。でも、いつしか楽に生きられるようになっていたりはしないでしょうか。それは、自分に対しても、他人に対しても期待しなくなった証拠かもしれません。

自分への期待がなくなったから、焦りがなくなったのではないのでしょうか。これは悪い意味ではなく、何もしていない自分、何かを目指していない自分へのぼんやりした不満と不安が消え、目の前のものに集中できるようになったということです。それと同時に、人に過度な期待を寄せないようになった筆者。期待を押し付けることによって、その人の自由を奪いたくないという思いから「全然期待していなから、頑張ってよ」と言うのですが、あからさまに嫌悪感を表されます。「期待している。次も僕の期待以上の結果で答えてくれ。」と言えば、「ハラスメントになりますよ?」と泣き言を言われる。他人へ期待するのは難しいですね。

結局のところ、自分への期待や他人からの期待とどう付き合うかは、他人からあれこれレクチャーされるものではなく、それぞれが考えて決めていくしかないのでしょう。

 

「誰にでもできる仕事」を「誰にもできない仕事」にする

誰でもできることを積み重ねて、誰にでもできないレベルにまで高めていく。仕事であれ、学業であれ、研究であれ、趣味であれ、それが大事なのではないでしょうか。凡人で、中年となってしまった私達おじさんは、すでに伸び代はありません。可能性は0%ではありませんが、若い頃に比べれば可能性は相当減っています。

起業して一攫千金の夢を掴むように、人生の階段を一足飛びに駆け上がるのもひとつの道ですが、その分体力が必要です。一方、1歩1歩確実にいつもの仕事を積み重ねることは、誰にでもできるでしょう。そういった誰にでもできることを積み重ねていくことで、誰にも到達できない高みに達することはできます。

重要なのは、何十年も欠かさずにバタ足を続けられる覚悟と持久力です。そういったバタ足をやり続ける能力の価値は、アイフォーンをクリエイトする才能になんら劣るものではないと思います。

 

おわりに

私と同じような普通の会社員が何を考え、日常を過ごしているか少しだけ垣間見えたような気がします。

そして私と同じように日々を葛藤し、企業や社会のあるべき姿について真剣に考えていることを知ることできてとても嬉しく思いました。

ビジネス本を読んでいると、起業して社会を変えるべきだという書籍も多々見られますが、会社員として社会や周りの人を少しづつ良くしながら、自分も少しづつ成長していく。そんな人生も捨てたものでは無いと思います。

タイトルの通りです。会社員という生き方に絶望をする必要はありません。何かに負けた時、この本を読んで筆者の負け方にフッと笑ってみてはどうでしょうか。

また明日頑張ってみようかなと思えると思いますよ。

 

 

 

長時間労働が普通になってしまっている会社員にオススメしたい本

「残業するなと会社は言うけど、仕事が減らないのにそんなことできないよ。」

「若手は長く働いただけ成長できるんだ!」

と思っている会社員の方。私もその一人です。そんな方がこの本を読めば、少し考え方を変えてみようと思えるかもしれません。これまでの「当たり前の働き方」に対する間違いが根拠をもって語られており、また、今の時代に「適切な働き方」の提案も魅力的で試してみたいと思えるものばかりです。

著者は、立命館アジア太平洋大学学長で、ライフネット生命創業者の出口治明さんです。ご自身の人生を振り返りつつ、これまでの経験の中から得てきた働き方に対する心得を読者に示してくれています。グローバルな社会を多く経験された出口さんならではの知的生産術を読み解いてみました。

 

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知的生産術

工場モデルの働き方からサービス産業モデルの働き方へ

『若い時は、残業や徹夜をしたほうが、仕事を早く覚えられ生産性があがる。』

これは、日本の経済成長率が7%程度の高水準で推移していた戦後の考え方なのかもしれません。当時は、冷戦や人口増加などの条件が重なり、働けば働いただけ給料が増えるほど日本経済が成長していました。これは、一生懸命働けば10年で所得が2倍になる計算です。しかし、今の日本は人口減少が続き、経済成長率は1.0%程度です。いくら無心で同じものを生産し続けても所得は増えません。これからは、新しいアイデアで新たな価値を生み出すことでしか収入をあげていくことはできません。こう言う時代においては、自分の頭で考えることのできる人が評価を受けます。

 

「なぜ」を3回繰り返す

「考える」ということは「腹落ちする」ということです。あなたは上司から指示を受けた仕事をなんの疑問もなく引き受けていませんか?「みんなそうしているから同じようにしている」「以前はそれでうまく行ったから同じようにうまくいく」という理由だけで仕事をしていると、周りで芽吹き始めている小さな変化を見落とすことになります。前例を鵜呑みにしすぎないで、すべてを一度くらいは自分の頭で徹底的に疑って考え抜くことが大切です。

 

全員が管理職である必要はない

能力は人それぞれです。立派な指導を受けても、懸命に努力を重ねても、人間できないことは山ほどあります。そして、大人になってから能力が劇的に伸びることはありません。「マネジメント」が得意な人もいれば、「現場」の方が性に合っている人もいます。メンバーの特性をよく見て、どういう組み合わせで行えばチームが強くなるかをよく考えることが重要になってきます。

皆さんは、「2・6・2の法則」を知っていますか?ある集団が形成されると、2割、6割、2割の割合で3つのグループが形成されると一般には考えられています。上位2割が高い生産性で働き、6割が平均的な働き方、下位2割がサボるといった感じです。面白いのは、下位2割を排除しても再び「2・6・2」の割合に戻るのです。つまり、下位2割を排除しようとせず、上位2割にどんどん仕事を任せることで生産性は上がりやすいのです。

 

 おわりに

上司の経験談はとてもありがたいお話ですが、昔の経験は今の実情に合わないケースも多々あります。そして、頑張ることはいいことかもしれませんが、どうしたら楽になるかを考えることもひとつの成長の方法かもしれません。今の労働環境を当たり前と受け入れてしまうのではなく、一歩立ち止まって本当にそれでいいのかと考えてみる機会に、この本を読んでみてはいかがでしょうか。

知的生産術

知的生産術

 

 

毎日が忙しくてツライと思っている人にオススメしたい本

「毎日こんなに働いているのに、それに対する報酬が少ない」

「あの上司どうして無駄なことばかりさせるんだ」

「毎日忙しすぎる!」

という愚痴や不満、ストレスを抱えている方は、

この本の著者 堀江貴文氏の考え方に触れてみてはいかがでしょうか。

 

自分のためだけに時間を使うという徹底した考え方で、仕事 = 辛い事 という考え方を払拭してくれます。

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シンプルとスピードが最強である

あなたは、「物事を複雑に時間が得ること=価値が高い」と思ってはいないでしょうか?

これからは、複雑なものを「シンプル」にしてこそ価値があることと捉えてはいかがでしょうか。

それは普段の行動もそうだと思います。

  • 好きな仕事に思いっきり打ち込む
  • 家族と過ごす時間を大切にする
  • 趣味の時間をしっかりととる

あれもこれもではなく、

「自分にとって一番大切な事は何か?」をシンプルに絞り込んで、

自分の時間を手に入れましょう。

 

「時間の換金グセ」をやめないと、一生あくせく働く

あなたは、お金を目的に自分の時間を切り売りしていませんか?

それでは、得られる収入も大したものにはなりません。

大切なのは信用です。

お金とは、「信用」というあやふやな存在を可視化するための道具にすぎません。

 

遅刻しない、締め切りに送れない、誠実に振る舞う、即時即決できる、素早く結果を出す

時間をかければいいというわけではなく、

信用を積み重ねることでお金は自然と集まってきます。

 

ノリで生き抜く人間だけが革命を起こせる

自分が大きな川の流れに浮かんでいる状況を思い浮かべてください。

川岸に登ろうと一生懸命泳ごうとすれば疲れてしまいますし、川岸にたどり着けるとも限りません。

プカプカ川の流れに逆らわず浮かんでいれば疲れません。

そして、たまに近くに流れてくる果物を手に取ったら食べてみましょう。

マズければ捨てればいいですし、遠くにある果物を取ろうとすればまた疲れます。

大切なのは、流れに逆らわず食べてみることです。

 

「ひとまず」「いったん」「とりあえず」なんでもやってみましょう。

「なんでも受け入れていたら時間をムダにするのではないか」と恐れてはいませんか?

次々と果物に手を伸ばす「ノリのいい人」のもとには、「新鮮な果物」がどんどん集まってきます。

それが美味しいかどうかはわかりませんが、

その中で熱中できるものを見つけられれば、時間と人生に革命を起こすことができます。

 

 

自分に「自信」を持つ

世の中には具体的な実績を根拠に自信を抱いている人もいますが、

本当の自信とは、「自分の心に寄せる強固な信用」と堀江氏は言っています。

「過去」や「未来」に心を奪われず、いつでも目の前の「現在」を生きること。

それがわかれば、あとは「時間について考える時間」すらムダと思えてきます。

 

おわりに

「1秒も無駄にするものか!」という考え方が徹底しているので、

思想がわかりやすい反面、私にはここまでできないかも…と思ってしまう部分もありますが、

人生に不満を感じている方、

生きることに活力を取り戻すきっかけとして、人生をとにかく楽しんでいる堀江氏の人生観に触れてみてはいかがでしょうか。

 

時間革命 1秒もムダに生きるな

時間革命 1秒もムダに生きるな